ご訪問ありがとうございます。
JENNY CIDER MOTORSのラット・ビリーです。
今回はトヨタのデリボーイという車をご紹介します。
デリボーイって知っていますでしょうか。
この記事をご覧になっている方の多くは「知っている」から、「気になっている」から
たどり着けたのではないでしょうか。
遅いし故障が多いと、時々インターネットに書き込まれているのを目にします。
それでもコアなファンから愛され続ける魅力があるんです!
そもそもデリボーイとは、トヨタ自動車が働く車として世に送り出し、
1990~1995年頃まで販売された貨物車です。
僕が結婚をして初めて買った車がデリボーイでした。完全な一目惚れです。
あまり車に詳しくなかったので、トヨタに行けば買えると思っていた僕は
すぐトヨタのお店に行って「デリボーイ下さい!」と営業さんに言いました。
すると「デリボーイ?」と、営業さんも知らない様子。
奥へ行って調べてくれたんですが返ってきた言葉は
「もう販売していない車ですね。」・・・。
目の前が真っ暗になりました。なんと、既にその当時で販売終了から7年位経っていたのです。
もうだめかと思った時、「そうだ!中古車があるじゃないか!」、
すぐさまコンビニで『カーセンサー』を購入。どうしても欲しかった僕はこうして、
鮮やかな青色のMT車のデリボーイを手に入れたのでした。
販売終了後も、一部の人たちを虜にしてしまう『デリボーイ』とはいったいどんな車なのか。その魅力をご案内いたします!
購入をご検討されている方の参考になれば幸いです。
デリボーイが愛され続ける魅力
デリボーイの最大の魅力はまさに見た目にあると思います!
「これどこの車?」、「外車だよね?」と聞かれるのは日常茶飯事。
誰ともかぶらないでかっこよくお洒落な感じに乗れるのはたまりません。
助手席側はスライドドア、後ろの荷台の扉は観音開き。
どこかレトロ感漂う内装、ダッシュボード周りやメーター類。
窓は手動式でレバーをクルクル、これが逆に新鮮!シフトはコラム式、これがシブイ。
とにかくデリボーイが醸し出すオーラは、
マニアに関わらず見た人を引き寄せる力があると思います。
そして今や、キャンプや海、車中泊、移動販売、バイクや自転車を乗せたりと
あらゆるシーンで大活躍してるんです!オーナーさんたちのカスタム具合も半端ないです。
とにかく使い勝手がよく頼れる相棒です。
インスタグラムでその活躍ぶりも垣間見れます!「#デリボーイ」を入れてみてください。
遅いし故障する?
実際に遅い
確かに遅いです。
僕が乗っていたデリボーイは『202』というグレードで、2人乗り、ガソリン車、1500cc
でした。大きさの割に当時の1500ccという小さなエンジンで、エンジン自体の特性も貨物車用に振っていたと思われるので、これが速いわけがありません。
そもそもこの車にスピードを求めるのはナンセンスです。高速道路で時速80キロ以上になってくると、あらゆる部分が震えだして全部吹っ飛んでしまうんじゃないかと思わせるような感覚を覚えます。(実際は大丈夫ですが。)
もともとタウンユースの貨物車なので仕方ありません。
遅いしスピード出す気もなくなりますのでスピード違反防止にもなりますね!
故障ばかり?
購入を検証していて、故障の心配をされている方がいらっしゃいます。
確かに不安ですよね。
正直なところ、販売が終了して既に30年以上経っている車なので直しながら乗っていくことになると思います。それでも、エンジンの載せ替えや壊れた部品の制作をされている頼もしい整備屋さんもいらっしゃいますので、一安心ですね。
僕もデリボーイにもう一度乗ることを考えています!
ひとりで悩まず、まずは繋がりを
デリボーイオーナーさんたちは、インスタグラムなどのSNSを利用して
仲良く情報交換をしながら自分の可愛いデリボーイの写真を投稿してます。
不安な時、きっと力になってくれますよ!
「ここが壊れて、こう直した」とか「ここが故障した、誰か教えて!」とか、
実際に車の整備屋さんや修理屋さんがオーナーだったりしますので、
みなさん困ったりしたときは情報交換しています。
僕なんかは元デリボーイオーナーで今は乗っていないのにも関わらず、仲間に入れてもらってます。いい車体を紹介してくれると言っていただいたり、
「ディーゼルがよければ自分のを試乗させてあげるよ。」と言っていただいたり、
本当にデリボーイ好きには悪い人はいないように思えます。
ぜひ購入を検討されている方は、買う前からデリボーイオーナーさんたちと
繋がっておくことをおすすめします。
まとめ
デリボーイは旧車です。購入を検討されている方にはまず遅いことと、ある程度の故障と
うまく付き合っていく覚悟が必要だと個人的には思います。
それでもずっと愛され続ける魅力は、手のかかるところと、見た目の可愛さと、実はかなり頼れるところ、カスタムのやり甲斐がある。そのすべてが統合され、何故か憎めない車になっているのではないでしょうか。
そして現オーナーさんたちの人柄と繋がりが余計に『デリボーイ』を輝かせる。
この絵はそんな素敵なデリボーイオーナーさんたちとの繋がりの絵です。
僕の描いたこの絵は『minne』というサイトでポストカードとして購入可能です。
気に入っていただけたら下のリンクより観覧してみてください。
僕のギャラリーに行けます。

≪minneのJENNYCIDERS’S GALLERY≫
それではデリボーイを気になっている方の参考になればうれしいです。
今回はこれにて失礼いたします。
ご訪問ありがとうございました。
ラット・ビリー